あなたは今、
小屋裏収納とロフト、どちらを採用しよう?
と悩んでいませんか?
一見どちらもあまり変わりのないように思いますが、様々な違いがあります。
違いを知った上でイメージをしていくことで比較、検討を行いやすくなります。
この記事では小屋裏収納とロフトの違い、選び方について紹介します。
今なら毎月先着で家づくりの冊子をプレゼント。
小屋裏収納(グルニエ)とロフトはどんな空間?
違いについて説明する前に、小屋裏収納(グルニエ)とロフトはどのようなものなのかまずはイメージを膨らませてみましょう!
それぞれについて紹介していきます。
小屋裏収納(グルニエ)とは?
小屋裏収納は天井と屋根の間のデッドスペースを利用した小部屋のことを指します。
別名“屋根裏部屋”や“屋根裏収納”と呼ばれています。
折りたたみ式や取り外し可能なハシゴで昇り降りするタイプがほとんどです。
一般的には収納スペースと利用しますが、中には空調や内部を整えて部屋として使用されている方も。
ロフトとは?
ロフトは天井を高くして部屋の一部を二層式にした上部のスペースのことを指します。
収納スペースだけでなく、寝る場所や秘密基地として利用する方も。
小屋裏収納(グラニエ)とロフトの違い【表つき】
小屋裏収納とロフトのどちらも天井の上のデッドスペースを活用する小屋裏物置の一種です。
“階”としてカウントされないスペースとなります。
それじゃ、どこが違うの?
と思いますよね!
それでは違いについて紹介していきます。
ハシゴの形式の違い
小屋裏収納とロフトの大きな違いとしてはハシゴが固定しているか固定されていないかということが挙げられます。
小屋裏収納もロフトも上部に位置しているので、その場所に行くにはハシゴや階段などを使用しなければいけません。
しかし、小屋裏収納は建築基準法によって“ハシゴが固定式でないもの”と決められています。
よって固定されたハシゴは設置できず、取り外し可能なタイプや折りたたみタイプのもののみを取り付けることができます。
対してロフトは固定式のハシゴが設置可能なだけでなく、階段を設置する場合もあります。
空間としての感覚が異なる
屋根裏部屋は一般的に天井に扉が取り付けられ、そこから昇降式のはしごを降ろして天井裏に昇れるような仕組みになっているものがほとんど。
ですので小屋裏収納は部屋から中は直接見えず、空間としてはハッキリと分かれています。
ロフトの場合は設置している階からロフトが見えるため、部屋と繋がりのある空間になっています。
内装の仕上がりが異なる
小屋裏収納は指定をしない限り、壁紙はなく、床面はベニヤ板のままです。
対してロフトは壁や床はそのフロアと同じようにフローリングや壁紙が貼られています。
ですので、ロフトはそのままの状態でも収納だけでなくさまざまなスペースとして使用できます。
- ハシゴが取り外し式または折りたたみ式
- 部屋とは完全に分離している
- 基本的には壁紙はなく、床面はベニヤ板
- 固定式のハシゴだけでなく階段を取り付けることも可能
- 部屋との空間的な繋がりがある
- ロフトと同じフロアの壁紙や床材が貼られている
小屋裏収納とロフトは建築基準法的には同じ扱いである
様々な違いがありながらも、小屋裏収納もロフトも建築基準法的には違いはありません。
2つとも“小屋裏物置等”という同じ区分であり、
- 天井高が1.4メートル以下
- 床面積を直下の階の2分の1未満に収める
という制限には変わりはありません。
ただし、細かい条件については行政によって判断が異なります。
小屋裏収納かロフトで迷ったときの選び方
天井から屋根のデッドスペースを使うことになる2つですが基本的には
- ロフトは“部屋”
- 小屋裏収納は“収納や物置”
として活用する方が多いです。
そのため、
- 収納の実用性を重視するなら小屋裏部屋
- 部屋をもう少し広くしたい方はロフト
がおすすめです。
また内装の仕上がり方が異なるため、ロフトの方が費用に関してはロフトの方が高くなりがちです。
ですので、小屋裏収納でもロフトでもどちらでも良くて費用を重視される方は小屋裏収納を選ばれる方が多いです。
>> 小屋裏収納やロフトを採用した間取りを無料で作成してもらう
小屋裏収納(グラニエ)とロフトの違いのおさらい
小屋裏収納とロフトの違いを紹介しましたが、ここで要点をまとめておきます。
〈ロフトと小屋裏収納の違い〉
- ハシゴが取り外し式または折りたたみ式
- 部屋とは完全に分離している
- 基本的には壁紙はなく、床面はベニヤ板
- 固定式のハシゴだけでなく階段を取り付けることも可能
- 部屋との空間的な繋がりがある
- ロフトと同じフロアの壁紙や床材が貼られている
小屋裏収納とロフトの違いは以上のようになっています。
- 建築基準法上では同じ扱い
- 部屋として広くしたい方:ロフト
- 収納の実用性を重視する方:小屋裏収納
- 費用を重視する方:小屋裏収納
小屋裏収納とロフトのどちらかを採用される場合は、何を重視するのかイメージをしっかりしてから決めることをおすすめします。
どちらも決めれない方は両方の間取りを作成してもらうと更にイメージが浮かびやすくて選ぶ際に失敗が少ないです。
間取りを無料で作成してくれるサービスがあるので、備考欄に希望することや“小屋裏収納の場合とロフトの場合の間取りを作成してほしい”と書くとよいでしょう。
>>無料で間取りを作成する
また、リフォームの場合はこのようなサービスもあります。
>>リフォームの相談をする
家づくりの参考になりますように。
コメント